GAYA | Blog

4-1-8 Koiso bldg 1F Kudan-minami Chiyoda Tokyo
アニータの実家


いつも行く染め職人のお嫁さん、アニータの実家へ遊びに行くことになりました。

家に着いてから「何カレーが食べたい?」と、野菜を買いに行くところから始まり、料理が出てくるまでに随分と時間がかかりましたが、いつもアニータの作る料理が美味しい理由がよく分かりました。
今までインドの家庭で食べたご飯の中で、いちばん美味しかったからです。

ローティ(全粒粉の丸く薄いパン)は、普通どの家庭でも大抵はローティー用の丸い鉄版で焼き膨らませますが、アニータの実家では素焼きの焼き器を使っており、ふわっと香ばしく、何枚でも食べてしまいました。
この素焼きの焼き器を欲しがっていると、お土産にと持たせてくれました。

また、インドのよもやま話は、少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞお付き合い下さい。

さて、今週末からは展示会が始まります。

土曜日は展示会準備の為お休みを致しますので、どうぞご了承下さい。

展示会で皆さまにお会いできます事を楽しみにしております。

aki
 
ムンリの季節


これはムンリ(大根)のカレーを作っているところです。

染め職人スラジの家の長男のお嫁さんアニータは、とっても料理上手。
アニータが嫁いで来てからご飯が美味しくなった、と評判です。

インドはこの季節になると、どこの市場に行ってもムンリが山積みになります。
日本のように年中同じ野菜が買える訳ではないので、「モッサム サブジ(季節の野菜)」がどの家庭のカレーにも登場します。 




インドの大根は、日本の大根より小さく、ちょうど京大根のような大きさです。
よく小さな子どもが歯固めのために大根をお母さんに持たされて、握りしめて遊んでいるのを見かけます。

この季節には、道ばたや大きなバス停でも、大根をふたつ切りにして塩こしょうにライムを絞った、簡単なスナックを売っています。
これも辛いですがすごく美味しいです。
だいたい3ルピー(5円)くらいです。

また、チャパティー(全粒粉の平べったいパンで、北インド人の主食)に大根の千切りを混ぜ込んだ「ムンリパロータ」もホクホクしていて絶品です。

大根が町に出回るようになると、もうすぐディワリのお祭りだなと思います。

aki
マリーゴールド屋さん


恒例の夏の展示会を無事に終えることができました。
遠方からお越し下さった方、毎回必ず足を運んで下さる方、いつもいつもありがとうございます。

これから日本には暑い暑い夏がやってきます。
GAYAのお洋服で涼しく快適に、そして楽しく、これからの季節を過ごしていただければと思います。

GAYA はこの夏も8月4日から広島三越での展示会を予定しております。
詳細はまた追って告知させて頂きます。

写真は、今回の展示会の案内状に書かれていたマリーゴールドの花を売る店です。
寺の門前やディワリ祭の前などは、このようなマリーゴールド屋さんが町のあちこちに見られます。

マリーゴールドは、インドのヒンドゥ教徒にとっては一番親しみのある花です。

糸に通したマリーゴールドの花輪は、寺院の神さまの首に供えられています。

人家や商店などでも朝のお祈りの時には、御線香と一緒にマリーゴールドの花を添えたりします。

aki
ポワソン・ダブリル
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フランスでは、4月1日エイプリルフールのことを、”ポワソン・ダブリル”「4月の魚」といいます。

この時季にサバが豊漁であることが由来のようですが、子ども達は魚の絵を描いた紙を誰かの背中にこっそり貼り付けるいたずらをしたり、魚形のパイやチョコレートを食べたりします。

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親しくさせて頂いているお客さまが、魚の形のパイをお土産にもって来てくれました。

サックサクのパイ生地の上には、旬のイチゴと甘過ぎないカスタードクリームがたっぷり!

チョコで出来たクリクリのお目めが可愛く、何ともユーモラスな表情のお魚は、
食べてしまうのが惜しいほどでした。(が、ペロリといただいてしまいました)

一方インドでは、魚は人々を救うヴィシュヌ神の第一番目の化身であり、大洪水から生けるものを救う、「ノアの方舟」にとてもよく似た神話があります。

上の2枚の織物は、オリッサ州プーリーで作られたサリーです。
魚模様はインドの染めや織りの吉祥文として多用されます。

オリッサ州のサリーは、魚の模様だけでなく、蓮やホラ貝などの模様を織り込むことも多いです。
連なった丸は数珠を意味します。

同じ魚でも、国によって色々な伝統や神話があって面白いと改めておもいました。



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「The Garden Of Life」
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GAYAにはインドに関する本がたくさんあります。
宗教、歴史、更紗、染色、ジュエリー、絵画、テラコッタなど、あらゆる分野のインドの本です。
インドに行くたびに必ず行く本屋では、掘り出し物を見つけることもあります。
 
今日は、大切にしている一冊の本をご紹介します。
『The Garden Of Life - AN INTRODUCTION TO THE HEALING PLANTS OF INDIA』by Naveen Patnaik

この本は、インドに古くから伝わる70種類の植物をインドのミニュアチュール(細密画)と一緒に紹介しています。
各植物の効能や、使い方、料理の仕方、言い伝えなど、アーユルヴェーダに基づいた、先人の知恵を教えてくれる実用的な本です。
 
挿絵になっているミニュアチュールは、何人かの著名な絵師によるもので、植物が生活と共にあるインドの風景をとても繊細で力強く描いています。
 
この本に書かれている植物をすこしづつご紹介したいと思っています。


rui
 
ウダイプールの朝


砂漠だらけの州ラジャスタンにある町、ウダイプール。
この町には珍しく大きな湖があります。

朝、早起きをして湖畔に散歩に出ると、大きな菩提樹の樹の下でプージャ(お祈り)を捧げている人がいました。
その傍らでは捧げ物を頬張るリスが。







ヒンドゥーの神さまは、他の生き物のアヴァターラ(化身)を持っています。
ヴィシュヌ神の化身には、魚や亀があります。
ネズミはガネーシャ神の乗り物です。
他の生き物もみんな誰かしら神さまの何かしらになっていたりします。(多すぎて分からない!)

リスも神様の化身かもしれません。
いや、生き物すべてが尊い神様なのかもしれない。

リスに姿を変えた神さまが朝ごはんを食べにきたのかな。

あらゆる生き物にも、優しくゆったりとした時間が過ぎてゆく、ウダイプールの町です。



aki


 
荷物のバトンリレー


半年も前にオーダーした染め布が、職人の住む田舎の村からGAYAに届く時、喜びと安堵で胸をなで下ろします。

あの辺ぴな、住所さえないような染め場から、たくさんの背中に担がれ、人や動物をかき分け、埃にまみれ、トラックや列車を乗り継ぎやってくる。
それを思うだけで、愛おしさが一層増します。

インドの旅では、いたるところで高く積み込み上げられた白い大きな包みを見かけます。
それらはすべてどこかに向かって届けられようとしている荷物です。

道を塞ぎ、渋滞の原因になっていることも多く、まさかこのうちのひとつが私に向かってのものだったりして?と、少々興味深い気持ちで、見えなくなるまで包みを目で追ってみることもあります。

奇跡のようですが、今日もGAYAに荷物が届きました。
中には半年前にオーダーしてきた木版更紗が間違いなく入っていました。
12月の冬の展示会に向けて仕立てる洋服の生地です。
職人が天気とにらめっこしながら時間をかけて染めあげた生地が、村々を横切り、羊の群れを遮り、水たまりやでこぼこ道をよけて、バトンリレーの様にしてGAYAに届きます。

やっぱり何度考えても首をかしげることばかり。
インドは不思議がたくさんあります。


rui
カレーラ


庭で採れたニガウリを、南インドのカラムカリ更紗の上に置いてみました。

採り忘れて熟した実も胎を見せて美しく、少しのあいだ見惚れました。

この季節のインドのモッサムサブジ(季節野菜)は、何と言ってもビンリ(オクラ)と、このカレーラ(ニガウリ)です。

細々と暮らす村人の家のわずかな空き地や、崩れかけた土壁にカレーラはぶら下がっています。

以前、「日本ではオクラは10本で150ルピー(約180円)するよ」と村人に話すと、腰を抜かさんばかりに驚ろき、村中の話題になったことがありました。
インドでは10ルピーで1キロは買えたでしょう。

ニガウリやオクラのカレーは、レストランでは食べることのない家庭料理です。
切り方から調理方法、味付けまで、それぞれの我が家の味で、焼きたてのチャパティでちょっと包み込んで頬ばる夏味は格別!!最高!!

村にたどり着き、今日はカレーラが食べたい!!と言う私のリクエストに、小さい子どもたちは、やだー、にがい!と言うけれど、日本からやってきた私のリクエストが最優先 !!

ごめんね!!いただきまーす。


yumi
インドのすいか

ムンバイの露天にはスイカやパイナップルが吊るされて売られていました。
普段よく行く砂漠の地方とは違って、南国特有の空気と大都会の喧噪が合わさって、この街がすぐに大好きになりました。

以前砂漠の街ジャイサルメールの路上で売られていたスイカを食べた時、中を割ると日本のスイカとは全然違って驚きました。
中にはたっぷり入ったスイカ色のジュースと、太い繊維がまるでそうめんのようにたくさん入っていたからです。
食べるというより飲むスイカでした。
砂漠で乾いた喉を潤すには、ぴったりの果物だと感激しました。

一年中どんな果物も売っている日本とは違って、インドではその季節にしか食べられない旬の果物しか売っていませんが、そのかわりひとつひとつの果物の美味しさには力強さがあります。

今の季節に行けばマンゴーが美味しいな、とか、もうそろそろムサビ(みかんのような果実)のジューススタンドが出ているかな、と果物を食べに行くのも私にとってはインドに行く楽しみのひとつです。

aki

ムンバイ タージホテル




アントニオタブッキの『インド夜想曲』では、冒頭の重要な舞台となるこのタージホテル。1903年の開業以来、世界中の王侯貴族、政治家、著名人など多くの人々にインドの一流をもてなしてきた。

もともと、インドが英国の植民地下にあった頃、インド人であるが故に高級ホテルへの入館を断られた創業者(インド最大の財閥タタグループの創業者)が、インド人が泊まれる一流ホテルを、と建設した。
アラビア海に向かって建つムンバイの名所ゲータウェィ(インド門)の前にある堂々とした風格のタージホテル。
2013年に姉と二人で布探しの旅に出た際に訪れたムンバイでは、母が若い時にした旅の話や、タブッキの香り立つ文章の影響で、やはり私たちはタージをのぞきたくなった。

このホテルを襲った2008年のムンバイのテロ後、1階のエントランスの並びにある高級ブランドショップを囲むように塀がつくられ、ホテルに入るには厳重なセキュリティーチェックがあった。

一旦ゴクリと息を飲み、大理石の階段を数段上がると、立派な髭を持つドアマンがにこりとしてくれ、私たちの緊張をほぐした。

ロビーやエントランスを抜ける人たちは、華やかに着飾っていて、サリーをそよがせ歩く女性たちを眺めていると、ファッションショーのランウェイを見ているようだった。広いインド各地の手仕事を贅沢に、ふんだんにあしらったサリーやドレスを纏ったマダムが、目の前をひとり、またひとりと通り過ぎていく。改めてインドには素晴らしい仕事がたくさんあるとうっとりする。


さぁ、街に出かけよう。


「インドにはピンもキリもあります。」と、私はGAYAのお客様に言う事がよくあるけれど、共通して言えることは、ピンでもキリでもそれぞれに誇りを持っているということ。このプライドは、この国を益々強くしていくだろうと。旅をするたびにそんなことを教わる。

ホテルマン、染職人、スタンド茶屋のおじさん、人力車夫、靴磨き、みんながそれぞれのプロで、一流の仕事人。

いつも私たちに幅広い社会勉強をさせてくれるインドです。


rui



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