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インダス文明とアジュラック染

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インド更紗の産地は段々と近年減ってきていますが、それでもインド各地で今も大事に伝統を守り、その技術は現代に受け継がれています。

 

それぞれ模様に特徴があり、中でもアジュラック染めは美しい幾何学模様と左右対象の図柄が特徴の、インド更紗の中でもとりわけ歴史が古い布です。

 

どのくらい古いかというと、4500年前のインダス文明の頃から今もなお当時とほぼ同じ製法で染められているのです。

インダス文明は古代文明の中でも謎の多い文明だそうです。

というのは、まだインダス文字がはっきりと解読されていないからです。

 

下水設備や公衆浴場が整備され、高度な染織技術が生まれました。

 

アジュラック染めの中でも、「トゥルー・アジュラック(本物のアジュラック)」と呼ばれる更紗は、今ではシンド地方(インド・パキスタン国境一帯)のムスリム男性の正装として広く着用されていますが、イスラム教が生まれたのは、更紗が生まれるずっと後のことになります。


では、一体どんな人たちが今で言うアジュラック染めに近い更紗を身につけていたのでしょう。

 

モヘンジョ・ダロの遺跡から発掘された神官王の像に掘られた模様は、今もアジュラック染めに伝わる「カカール(雲)」模様です。

 

※写真上:カカール模様(雲)

 

なぜ雲なのでしょうか。なぜ太陽や雨ではないのでしょうか。

 

色々な謎が深まります。

いつかインダス文字がもっと解読されれば、そんなインド更紗の起源がもう少し解明されることでしょう。

 

今回の展示会では、このカカール模様のトゥルー・アジュラックも展示致します。

トゥルー・アジュラックの特徴は、深い藍、赤、白、黒の4色で染められており、着用する年齢で大きさも決まっています。

 

この機会にぜひ、本物のアジュラック染めをご覧頂ければと思います。

 

aki

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