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オリッサのバンダースに見るお魚さん

 

来月18日から始まる絣展では、オリッサの伝統的な絣織りである、「バンダース」と呼ばれる布からも、色々な洋服にしています。

 

そのバンダースには、花模様や生き物の姿を表した模様が、生地のサイドボーダーや、パルー(サリーのエンドピースの部分)に織り込まれています。

 

その中で必ずと言っていいほど登場するのが魚のモチーフです。

魚は「マツヤ」と呼ばれ、ヒンドュー教のビシュヌ神の10あるとされるアヴァターラ(化身)の最初の化身とされています。

 

1、マツヤ(魚)
2.クールマ(亀)
3.ヴァラーハ(イノシシ)
4.ナラシンハ(頭が獅子の人)
5.ヴァーマナ(小人)
6.パラシュラーマ(賢者)
7.ラーマ(王子。ラーマヤナの主人公)
8.クリシュナ(みんなの憧れの神)
9.ブッダ(覚者)
10.カルキ(この世の終わりに出現)

 

このマツヤは、大洪水から人々を救ったという神話があり、ノアの箱舟とそっくりな内容です。

 

そして海岸沿いのオリッサ地方の人々は、魚を日常的に食しているのもあって、魚は繁栄や富を象徴するようになったようです。

 

ガンジス川支流の人々の作るスージニ刺繍にも、魚が好んで登場します。

私たち日本人にも魚は身近な存在です。

そんな魚を愛らしく絣織で表現したバンダースは、見ているだけで幸せな気分になります。

 

そしてこの織り込まれた生き物たちは、わざと輪郭線をぼやかして織っているそうです。

あえて細い番手の糸を用いて、輪郭線がふわっとした「まるで羽毛をまとっているように」表現するのが、このバンダースならではの織り方です。

 

魚の他にも、蓮の花、象、アヒル、色々な吉祥模様がたくさん織り込まれています。

 

 

絣展は5月18日(金)から27日(日)まで開催します。

ぜひこのバンダースの魚や生き物たちに注目してみてください。

 

aki
 

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