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歌舞伎「マハーバーラタ戦記」



今日は、雨降る中、銀座の歌舞伎座にて、「マハーバーラタ戦記」を観劇しました。

マハーバーラタは、「イーリアス」「オデュッセイア」と共に、世界三大叙事詩のひとつに挙げられる、インドに伝わる世界最長の物語です。

この物語が歌舞伎でどのように表現されるのか、今日の日を楽しみにしていました。

中島千波氏の素晴らしい夕顔図の緞帳や、悪天候にも関わらず、ちゃんとお着物を来て観劇にくる人(女性も男性も)、歌舞伎座の空間自体に大興奮でした。

幕が開かれると、役者の方々が、歌舞伎と思えぬ、全身が眩しいほどに金色の衣装を着ていらっしゃいました。
インドの神さまたちです。

音楽も、他の歌舞伎の舞台をたくさん見た事がある訳ではありませんが、普段は使われる事があまりなさそうな、木琴、ガムランや、スチールパン、ジャンベなどの民族楽器が沢山使われ、独特の雰囲気が演出されていました。

また舞台美術も、ガンジス川や、インドの宮殿や森の中を歌舞伎風に描き、それを見るだけでも楽しかったです。

主人公カルナの育った家は日本風の家なのに、インドでお祈りに欠かせないマリーゴールドの花輪が飾ってあり、随所にインドらしさが演出されていました。

マハーバーラタは、セリフの数々に、人生哲学や深い教えがあり、人類にとっての普遍的なテーマが描かれています。

日本の古典芸能である歌舞伎で、全く違うインド世界を表現する、という大きなチャレンジ。
その事自体が素晴らしく、尊いことのように思います。

「結果を行為の動機としてはならない…」

バガバットギータの中で語られるメインテーマのひとつです。

この舞台も正にその通りだったのでは、と感じました。

そして、舞台最後に神々が下界の人間に向かって語る「踊れ」という言葉。

沢山の智慧をもらった気がしました。

aki

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