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続・バロートラへの道 (2)

私たちの車は、渋滞の列の最後尾に停車していたが、せっかちのジョラがそう何分も一カ所に留まっていることはしないだろう。

ジョラの性分ではどういう選択をするのだろう。私はすべてをジョラに託しているので、ジョラが決めたら文字通り命を預けてついて行くのみだ。


さすがのジョラも顔色がいつもと違い、進むべきか否か悩みあぐねていた。

そして額に汗しながら、意を決して私たちはゆっくりと車を前に走らせた。横転したタンクローリーの真横を通る時にはアクセルを全開にして一気に走り抜けた。

幸い爆発する事もなく、未だ留まっている車達を後目に、私たちは何とか危機を通り抜ける事が出来た。



辺りはもう夕暮れを迎え、ウダイプールへ向かう手前の、ラナプールという町で一晩明かす事になった。

ラナプールの街道沿いに建つホテルに車が到着した頃には、日もとっぷりと暮れ、辺りは外灯一つなく真っ暗だった。

ジャイサルメールでホテルを経営しているジョラは、同じラジャスタン州内で、やはり同じくらいの規模のホテルの経営者達との間にコネクションがあるらしく、ホテルのオーナーと互いに握手をかわしていた。


夕食は、ホテルの中庭でとった。

テーブルの上にキャンドルが灯り、他にも何組かの西洋人たちが、ラジャスタンの夕べを談笑しながらくつろいでいた。

空には満月に近いお月様がぽっかりと白く浮いていた。 (つづく)


aki

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