GAYA | Blog

4-1-8 Koiso bldg 1F Kudan-minami Chiyoda Tokyo
「Ikat and Indigo 絣と藍」展がはじまりました

 

昨日からGAYAの店舗にて「絣と藍」展が始まりました。

 

絣と藍だけで展示会をするのは初めてのことなので、どんな会場になるか心配していたのですが、

初日にはたくさんの方においでいただき、見ているだけでも涼しい!と言っていただけました。



 



 

27日まで開催中です。

この機会にぜひ、インドの絣と藍の世界をご覧になりにいらして下さい。

 

aki

 

 

テリア・ルマル


 

今回の絣展で展示する布の中に「テリア・ルマル」と呼ばれるアンドラプラデーシュ州の伝統的な経緯絣があります。

 

テリア・ルマルは、アンドラプラデーシュ州のチララで長年織られ続けている絣で、その特徴は正方形ないし長方形の(正式には55センチ×70センチ)大判のスカーフで、基本的には赤、白、黒だけで構成されていることです。

ピンク色で染められたテリア・ルマルもよく見ますが、ピンク色は近年になってから染められるようになったそうです。

 

格子状に分けられたハウズと呼ばれる四角の中に、幾何学的で美しい模様が並びます。

 

古いテリア・ルマルになると、油に浸されたしっとりとしたものもあります。

それは、完成した布をひまし油に浸すことによって、頭に巻いた時に頭の熱を下げる働きがあり、当時輸出していたアフリカや、アラブ諸国に珍重されたそうです。

また、赤に染める際にひまし油に浸すことで色を定着させたという説もあります。

 

いずれにせよ、この油の匂いが、本場インドで織られたテリア・ルマルの証となったそうです。

「テリア」は油っぽい、「ルマル」は頭布という意味のヒンドゥー語です。

 

需要の低下によってインドでも今では織られることの少なくなったこのテリア・ルマルを

この機会にぜひご覧になってください。

 

aki

「絣と藍」展のお知らせ

 

「絣と藍」展のご案内です。

皆さまのところにも案内ハガキが届いてるかと思います。

 

絣織りだけでの展示会は32年目のGAYAですが初めての試みです。

皆さまにぜひご覧にいれたい秘蔵の絣布の他に、

バンダースの絣で作った涼やかなチュニックやワンピースなどの新作をご用意いたします。

 

また、夏らしい色味の藍染めのお洋服もたくさんご用意いたします。

 

会場は一口坂ギャラリーではなく、GAYAの実店舗での開催となります。

皆さま、お誘い合わせの上ぜひご来場下さい。

心よりお待ち申し上げます。


GAYA 2018
Ikat and Indigo 絣と藍 展


日時:
2018年5月18日(金)〜27日(日)
10:30〜19:00
(※最終日は16時まで)

会場:
GAYA 
東京都千代田区九段南4−1−8 第一小磯ビル1F
tel:0332617735

 

※場所は一口坂ギャラリーのすぐそば、麹町郵便局の2本裏手です。

 

 

 

更紗布の切り売り

 

GAYAでは、お店が出来て以来ずっとインド更紗布の切り売りをしています。

5〜6メートル単位でしか染める事のできない布を、数反ずつしか仕入れていないため、いつも同じ生地を販売することはできないのですが、いつも違った生地が常時30種類くらいは店頭に並んでおります。

 

生地を買って下さったお客様に常に同封させていただいているのが、産地を記した地図です。

模様の由来や意味も、分かる範囲で書いています。

 

私たちもまだまだ勉強が足りていないのですが、これからもっと色んな更紗生地にまつわる事をお伝え出来ればと思っています。

 

aki

オリッサのバンダースに見るお魚さん

 

来月18日から始まる絣展では、オリッサの伝統的な絣織りである、「バンダース」と呼ばれる布からも、色々な洋服にしています。

 

そのバンダースには、花模様や生き物の姿を表した模様が、生地のサイドボーダーや、パルー(サリーのエンドピースの部分)に織り込まれています。

 

その中で必ずと言っていいほど登場するのが魚のモチーフです。

魚は「マツヤ」と呼ばれ、ヒンドュー教のビシュヌ神の10あるとされるアヴァターラ(化身)の最初の化身とされています。

 

1、マツヤ(魚)
2.クールマ(亀)
3.ヴァラーハ(イノシシ)
4.ナラシンハ(頭が獅子の人)
5.ヴァーマナ(小人)
6.パラシュラーマ(賢者)
7.ラーマ(王子。ラーマヤナの主人公)
8.クリシュナ(みんなの憧れの神)
9.ブッダ(覚者)
10.カルキ(この世の終わりに出現)

 

このマツヤは、大洪水から人々を救ったという神話があり、ノアの箱舟とそっくりな内容です。

 

そして海岸沿いのオリッサ地方の人々は、魚を日常的に食しているのもあって、魚は繁栄や富を象徴するようになったようです。

 

ガンジス川支流の人々の作るスージニ刺繍にも、魚が好んで登場します。

私たち日本人にも魚は身近な存在です。

そんな魚を愛らしく絣織で表現したバンダースは、見ているだけで幸せな気分になります。

 

そしてこの織り込まれた生き物たちは、わざと輪郭線をぼやかして織っているそうです。

あえて細い番手の糸を用いて、輪郭線がふわっとした「まるで羽毛をまとっているように」表現するのが、このバンダースならではの織り方です。

 

魚の他にも、蓮の花、象、アヒル、色々な吉祥模様がたくさん織り込まれています。

 

 

絣展は5月18日(金)から27日(日)まで開催します。

ぜひこのバンダースの魚や生き物たちに注目してみてください。

 

aki
 

CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
PROFILE